ホームページを自作した場合の費用はいくら?メリット・デメリットも解説

石川県金沢市を拠点に、ホームページ制作を行っているワイウェブ(Yweb)です。

「できるだけコストを抑えてホームページを持ちたい」「自分で作れそうならやってみたい」――そうお考えの事業者の方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは、ホームページを自作した場合にかかる費用自作する方法について詳しく解説します。
最後まで読んでいただければ、自作と外注どちらが合っているか判断しやすくなるはずです。

目次

ホームページを自作するメリットとデメリット

まずはホームページを自作する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

ホームページを自作するメリット

初期費用が安く済む

ホームページを外注すると、一般的に10万円〜数十万円程度の費用が発生しますが、自作であればドメイン代やサーバー代など最低限のコストでスタートすることが可能です。

とくに、開業したばかりの事業者や個人事業主にとっては「今すぐホームページがほしいけど、費用をできるだけ抑えたい」という状況も多く、自作という選択肢は非常に現実的といえるでしょう。

自分のペースで作成・更新できる

「営業時間の変更」「新メニューのお知らせ」など、ちょっとした更新でも外注していると連絡や見積もり、納期確認が必要になることがあります。

しかし自作なら、思い立ったときにすぐ修正・更新が可能です。
運用の自由度が高く、SNS感覚で少しずつ内容を充実させていけるのも、自作ならではの魅力です。

Webの基本知識が身につく

最初はわからないことばかりかもしれませんが、「ページの構成ってどうなっているの?」「SEOって何?」といったことを自然と調べるようになります。

その過程で、検索に強いタイトルの付け方や写真の見せ方、ユーザー目線の情報整理など、Web集客の基礎も少しずつ身についてきます。
これは、将来的にネットを活用していく上で大きな財産になります。

ホームページを自作するデメリット

時間と労力がかかる

テンプレートを使えば簡単にできるように思えますが、実際には「どんな構成にするか」「どの画像を使うか」「見出しをどう書くか」と、決めなければならないことが非常に多いです。

本業の合間を縫って作成を進めると、完成までに数週間〜数ヶ月かかることもあります。

集客やデザイン性に限界がある

「とりあえず形にする」ことは可能でも、そこから実際にお客さんを呼び込むホームページに仕上げるには工夫が必要です。

たとえば「スマホで見やすい配置になっているか」「検索されるキーワードが盛り込まれているか」といった点は、経験や知識が求められます。

テンプレートだけでは、どうしても似たような見た目や構成になりやすく、他社と差別化しにくいという側面もあります。

トラブル対応もすべて自己責任

作って終わりではなく、公開後にもサーバーの更新、セキュリティ対策、表示不具合などさまざまな管理業務が発生します。

たとえば「急に表示されなくなった」「フォームからの送信ができない」といったトラブルが起きた場合、自分で原因を調べて解決しなければならないのは大きな負担です。

特に、忙しい本業の合間にこうしたトラブルが起きると、放置してしまい結果的に機会損失に繋がることもあります。

ホームページを自作する場合の費用の内訳

ホームページを自作する場合、以下のような費用がかかります。

項目費用目安
ドメイン代初期費用:1,000~5,000円
更新費用:年間2,000〜5,000円
サーバー代年間3,000〜1万円
作成ツール代無料〜数万円

無料のツールを活用すれば、年間1万円以内でホームページを運用することも可能です。ただし、デザイン性や機能性にこだわる場合、それなりの費用がかかる点は理解しておく必要があります。

また、ドメインやサーバーの選定は信頼性やブランディングに直結する重要な要素です。

  • 無料ドメインは一見コストを抑えられますが、信頼性に欠け、企業や店舗のブランド価値を損なう可能性があります。
  • 無料サーバーも存在しますが、広告が表示されたり、表示速度が遅い、セキュリティ面で不安があるなど、ビジネスには不向きです。

そのため、信頼性や企業イメージを重視するなら、有料の独自ドメインの取得はほぼ必須です。
また、ビジネス用途では、安定性とサポート体制が整った有料レンタルサーバーの利用が一般的であり、月額1,000円前後でも十分に高性能なサービスを選ぶことができます。

ドメイン代

ドメインとは、ホームページの「住所」のようなもので、example.comhogehoge.co.jpなどが該当します。

取得する際には、ムームードメイン、お名前.comといったサービスを利用して、初期費用と、毎年の更新費用がかかります。

また、ドメインの種類によって初期費用や更新料に幅があり、一般的によく使用される「.com」や「.net」であれば、年間2,000円程度です。

参考:ドメインの価格一覧 ( 取得・更新・移管など ) | ムームードメイン

サーバー代

サーバーとは、ホームページのデータを置く場所です。ワードプレスといったツールを使用する場合もレンタルサーバーの契約が必要です。

ロリポップ、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバといったサービスで契約でき、目的にもよりますが年間3,000〜10,000円程度になります。

参考:ご利用料金 – ロリポップ!レンタルサーバー

作成ツール代

ホームページを自作する際には、HTMLやCSSといったコードの知識がなくても扱えるCMS(コンテンツ管理システム)や便利なツールが多く存在します。

代表的な選択肢としては、WordPress、Wix・ペライチ・STUDIOなどのオンライン作成ツール、市販のホームページ作成ソフトが挙げられます。それぞれを詳しく紹介します。

ワードプレス(WordPress)

ワードプレス(WordPress)は世界中で利用されている無料のCMSで、企業サイトやブログ、ネットショップなど幅広いジャンルに対応できます。

本体の利用は無料で、無料のテーマやプラグインも豊富に揃っていますが、デザイン性や機能性を高めたい場合は、数千円〜1万円程度の有料テーマを導入するケースもあります。

また、運用にはサーバー契約やドメイン取得が必要で、そのぶん自由度と拡張性は高く、将来的にページを増やしたり本格的に運用したい方に向いています。

一方で、初期設定やセキュリティ対策など自分で対応しなければならない点もあるため、やや手間はかかります。

オンライン作成ツール(Wix、ペライチ、STUDIO など)

ブラウザ上で直感的に操作できるオンライン作成ツールは、初心者にも使いやすく、テンプレートをもとに簡単にホームページを作成できます。

無料プランも用意されていますが、広告が表示されたり、独自ドメインが使えなかったりといった制限があります。
ビジネス利用で信頼感を持たせるには、有料プラン(月額1,000円前後)に加入するのが一般的です。有料プランでは広告非表示や独自ドメイン設定、SEO機能の強化などが可能になります。

スピーディーに公開したい方や、まずは自分で試したいという方にとって、非常に便利な選択肢です。

市販ソフト(ホームページビルダーなど)

ホームページビルダーのような市販ソフトは、パソコンにインストールして使うタイプのツールです。

インターネット環境がなくてもオフラインで編集できる点が特徴で、買い切り型の価格体系が一般的です。
価格は数千円から2万円程度が目安で、長期的に使う場合はコストパフォーマンスにも優れています。

ただし、操作性やデザインテンプレートの新しさは、サービスによってばらつきがあるため、選ぶ際にはソフトの機能や更新状況を確認することが大切です。

その他費用

写真やイラストを使いたい場合は、自分で撮影した写真や無料素材でも十分対応できますが、クオリティにこだわる場合は有料素材を利用するケースもあります。

項目内容
有料素材の相場画像1点あたり数百円〜数千円程度
主なサービスPIXTA、Adobe Stock、Shutterstock など

まとめ

ホームページを自作することで、費用を抑えたり自分のペースで運用したりと、たしかに多くのメリットがあります。

しかし、完成までの労力や時間集客やSEOへの対応を考えると、「初期段階だけでもプロに任せておけばよかった」という声も少なくありません。

「とりあえず形にしてから自分で更新していきたい」という方には、初期制作を外注して、運用は自分で行うというハイブリッドな方法もあります。

ホームページ制作をご検討中の方は、初期費用や運用スタイルに合わせた柔軟なご提案が可能なワイウェブ(Yweb)にぜひ一度ご相談ください。