ホームページ 維持費の相場や内訳について解説！費用を抑える方法は？

石川県金沢市を拠点に、ホームページ制作を行っているワイウェブ（Yweb）です。

「ホームページを作るだけならいいけど、その後の維持費ってどれくらいかかるの？」と不安に感じたことはありませんか。

実は、ホームページには制作にかかる初期費用以外にも、公開後の「維持費」というコストが発生します。
そしてその金額は、運用の仕方によって大きく変わってきます。

この記事では、ホームページを持っていない方や、知識があまりない方にもわかりやすいように、ホームページの維持費の基本から、かしこく費用を抑える方法まで丁寧に解説します。

ホームページの維持費の相場と内訳

ホームページの維持費を極力抑えたい場合は、自社で管理するのがおすすめです。

自社でホームページを維持するために、最低限必要な費用はサーバーとドメインの維持費です。

相場の参考リンク：
ご利用料金 – ロリポップ！レンタルサーバー
ドメインの価格一覧 ( 取得・更新・移管など ) | ムームードメイン

ただし、レンタルサーバーの中にはドメインが無料のサービスがついている場合もあります。

また、サーバー代とドメイン代を完全に無料に抑えることも可能ではありますが、以下の理由から基本的にはビジネスにおすすめしません。

• サイトに広告が表示される
• 独自ドメイン（オリジナルのドメイン）が使えない
• 検索の順位が上がりづらい
• アクセス数やデザインに制限がある

ホームページの維持費を無料に抑える具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。

関連記事：ホームページの維持費を無料にすることは可能？方法や無料の注意点についても解説

サーバーの維持費

サーバーとは、インターネット上でホームページを表示するために必要な保管場所（コンピューター）のことです。

自分でコンピューターを用意してサーバーを設置することも可能ですが、「レンタルサーバー」を契約するケースがほとんどで、その場合毎月の利用料金がかかります。

利用料金は、利用するサービスや必要な機能によって変わります。
たとえば、WordPressを使う場合は「データベース機能」が必要になるため、通常よりやや高めのプランを選ぶ必要があります。

また、アクセス数が多いサイトや高速表示が必要な場合などは、年額3万円以上の高性能サーバーを選ぶこともあります。

ドメイン代

ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、example.comやhogehoge.co.jpなどが該当します。

通常、取得費用とは別に1年ごとの更新費用がかかります。

更新費用は、ドメインの種類によって異なります。

参考：ドメインの価格一覧 ( 取得・更新・移管など ) | ムームードメイン

その他（場合によっては必要になるかもしれない費用）

SSL証明書

SSLとは、ホームページを「https」で安全に表示するための仕組みです。

最近では無料で使えるSSLも増えていますが、企業ホームページの場合は有料SSLで信頼性を高めるケースもあります。

ツール利用料

ワードプレスで制作されたサイトであれば基本的に使用料はかかりませんが、Wix（ウィックス）やJimdo（ジンドゥー）などのノーコードツール（プログラミングの知識がなくても簡単にホームページを作ることができるツール）場合、月額費用がかかる場合があります。

たとえば、Wixの有料プランは月額1,300〜2,700円程度が相場で、年間にすると1,5000〜3,5000円程度となります。

ただし、こうしたサービスでは必要なサーバーを自社で提供しているケースが多く、その場合、別途サーバー費用が発生しません。

相場の参考リンク：Wix ご利用料金 | Wix プレミアムプラン | Wix.com

ホームページの維持を業者に依頼する場合の費用

以上、自社でホームページを維持する場合の費用について説明してきました。

しかし、自社で管理する場合、トラブルが発生した際にサポートが受けられなかったり、十分なセキュリティ対策ができない場合があります。
また、仕事が忙しくてホームページの管理まで手が回らないという場合もあるでしょう。

そんなときは、専門の業者に管理を任せるという方法もあります。

ホームページの維持を業者に委託すると、保守管理費や手数料が別途必要になります。
料金は、サポートの内容や作業の範囲によって大きく異なりますが、サーバー代・ドメイン代を含めて、年間3万円〜20万円程度が一般的な目安です。

加えて、以下のような作業を依頼する場合は、さらに個別の費用が発生します。

• 更新・修正の代行費用
• 集客代行の費用

更新・修正の代行費用

ホームページの内容を変更したいときに、更新作業を外部にお願いする場合、その都度費用がかかります。
費用は作業の内容によって幅があります。

集客代行の費用

ホームページからの集客を強化したい場合は、SEO対策（検索結果で上位表示を目指す取り組み）やアクセス解析を外部に依頼することも可能です。

このような対策には、以下のような内容が含まれます。

• 検索エンジンに強いコンテンツの企画・作成
• ユーザーがよく検索するキーワードの調査
• アクセス解析や改善のレポート作成
• 定期的な記事更新

本格的なSEO運用を専門業者に任せる場合は、月額5万円以上になることもあります。
一方で、中小企業向けの簡易なSEOプランであれば、月額1万円〜3万円程度から始められるケースが一般的です。

また、広告を出したり、SNSの投稿や運用を代行する場合は、さらに別の費用がかかる点にも注意が必要です。

契約前に確認しておくべきポイント

業者によって料金体系やサービス範囲は異なるため、契約前に以下の点をしっかり確認しましょう。

• 保守管理に含まれる作業範囲と対応スピード
• 更新依頼の料金体系（定額 or 都度）
• SEO対策の内容（実施項目・レポート提供の有無）
• 契約期間と途中解約の条件・違約金

必要に応じて、複数の業者から見積もりを取り比較することが重要です。
ホームページの目的や運用体制に合ったプランを選ぶことで、無駄なコストを抑えつつ、効果的な運用が実現できます。

ホームページの維持費をかしこく抑えるポイント

やみくもに節約しようとすると、かえって余計な手間やリスクを生むこともあります。
逆に、不要なサービスにお金を払い続けているケースも少なくありません。

以下のポイントを意識することで、無駄を省きながら、しっかりと運用していける体制を整えることができます。

CMSやノーコードツールを導入して自分で更新する

ワードプレスなどのCMSや、プログラミングの知識がなくてもホームページを作れるノーコードツールを使えば、自分で内容を更新できる仕組みを整えることができます。

たとえば、ブログの投稿やお知らせの更新など、ちょっとした変更を制作会社に都度依頼していると、そのたびに費用が発生します。

特に、予め更新の頻度が高いと見込まれている場合は、初期費用が多少かかってしまっても、こうした仕組みを導入しておくことで、長期的には費用の節約につながります。

使わないサービスを契約しない

よくわからないまま、高額な保守プランや定額サービスを契約してしまうケースは意外と多いものです。

たとえば、更新頻度が少ないのに毎月の更新代行費用を払っていたり、実際には利用していないアクセス解析ツールに料金を支払っていたり…ということはありませんか？

まずは、「何に、どのくらいの費用がかかっているのか」をきちんと洗い出してみましょう。
定期的に見直すことで、不要なコストを削減しやすくなります。

必要に応じてプロに相談する

「自分でやれば無料もしくは安く済む」と思いがちですが、作業に時間がかかったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりすることで、結果的にコストが膨らむこともあります。

たとえば、サーバー移行やシステムのアップデートなどは、一部だけでも専門家に依頼する方が効率的です。

すべてを丸投げするのではなく、「ここだけお願いしたい」という部分的な外注も検討してみましょう。状況に応じて、かしこくプロの力を借りることで、安心感とコストのバランスが取れます。

まとめ

ホームページは作って終わりではありません。
毎月・毎年発生する維持費をどうコントロールするかが、事業運営にとって大切なポイントになります。

これからホームページ制作をお考えの方は、コストを抑えつつ長く安心して使えるホームページを一緒に考えてみませんか？
ワイウェブ（Yweb）では、制作後の維持管理についてもわかりやすく丁寧にご案内しています。

「これからホームページを作ってみたい」「維持費についてもっと知りたい」と感じた方は、どうぞお気軽にご相談ください。

吉田尚浩

美術大学卒業後、新卒で都内のWeb制作会社にデザイナーとして入社。大手企業のコーポレートサイト、採用サイトなどの構築や運用に携わる。その後、吉田紙業株式会社に入社し、「ワイウェブ（Yweb）」をスタート。