ホームページ制作・リニューアルにかかる期間は?納期短縮のコツを徹底解説

石川県金沢市を拠点に、ホームページ制作を行っているワイウェブ(Yweb)です。
はじめてホームページを作る方にとって「制作期間や納期の目安がわからない」というのは、不安につながりやすいポイントです。
結論から申し上げると、制作会社など外部に依頼した場合、ホームページ制作・リニューアルには「1〜3か月程度」かかるのが一般的です。
今回はホームページの種類・規模別に制作期間の目安を初心者の方でもわかりやすく紹介し、制作の流れや納期を短縮するコツまで詳しくお伝えします。
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ホームページ制作・リニューアルにかかる期間(納期の目安)
冒頭でも紹介したようにホームページ制作(リニューアル)には「1〜3か月程度」かかるのが一般的ですが、これはホームページの種類や規模(ページ数)、機能によって大きく変わります。
ホームページの種類・規模別の制作期間
ホームページと一口に言っても、その種類によって要件や規模などが異なるため、制作にかかる期間や費用に大きく差が出ます。
以下は、ホームページの「種類」ごとに、制作期間の目安をまとめたものです。
| 種類 | 制作期間 |
|---|---|
| LP(ランディングページ) | 約1ヶ月 |
| 中小規模サイト(5~20ページ) | 約2〜3か月 |
| 大規模サイト(20ページ以上) | 約3〜6か月以上 |
| ECサイト | 約3か月以上 |
LP(ランディングページ)の制作期間
制作期間の目安:約1か月
LP(ランディングページ)とは、広告やSNS、Googleなどのリンクをクリックした際に表示される専用のページのことです。
1ページで完結するため、制作期間は比較的短く1か月前後で、制作費用は10〜30万円です。
ただし、ページの長さ、お問い合わせフォームの有無などによって制作期間や費用は前後します。
中小規模サイトの制作期間
制作期間の目安:約2〜3か月
コーポレートサイトや採用サイト(5~20ページ)の場合、2~3か月ほどかかることが一般的です。
ただし、お知らせ機能やブログを追加する場合は、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入する必要があります。
そのため、作業量が増えるので、結果的にホームページの制作期間も長くなります。
制作費用はページの規模によって大きく差が出ますが、20〜100万円くらいが一般的です。
大規模サイトの制作期間
制作期間の目安:約3〜6か月以上
20ページ以上の大規模サイトの場合は構造や機能も複雑になるため、3~6か月以上かかり、費用も100万円以上になります。
特に、大企業のホームページは、製品ごとの専用ページや多言語対応などが必要になるため、ページ数が多くなり、制作期間が長くなる傾向があります。
ECサイトの制作期間
制作期間の目安:約3か月以上
自社の商品をインターネット上で販売するためのサイトをECサイトと呼びます。
ECサイトに商品ページやカート、決済機能など、複雑な機能を要するので、一般的なホームページよりも制作期間が長くなります。
掲載する商品の種類や数にもよりますが、3か月以上かかるのが一般的です。
費用は70〜130万円程度です。
ホームページ制作・リニューアルの流れ
続けて、ワイウェブ(Yweb)のホームページ制作の流れに沿って、それぞれのフェーズに要する期間の目安も合わせてご紹介します。
ここでは、5~20ページ前後のコーポレートサイトの作成を想定して解説します。
1. ヒアリング・企画:1~2週間
ヒアリングを通じて、ホームページの目的や要件、予算、納期などを確認します。
特に重要なのは、はじめに「ホームページの目的を明確にする」ことです。
目的が曖昧なままだと、誰に向けて、どのようなことを伝えるかがぼやけてしまいます。
その結果、どんなに見た目が良くても成果が出ないホームページになりがちです。
また、リニューアルの場合はここに「現状分析」と「課題抽出」が加わります。
具体的には、現状のアクセス数や検索順位、直帰率(他のページに移動せず離れてしまう割合)、滞在時間などから、競合に劣っているコンテンツや問い合わせに繋がりにくいページを洗い出したりします。
このとき、できるだけ客観的な数値で分析すると現状の課題が見えやすくなります。
2. サイト設計:1~2週間
具体的にサイトの構成や掲載する内容を検討していきます。
サイト全体の構成を整理するために、「サイトマップ」というページの一覧表のようなものを作成します。
たとえば、トップページの配下に「会社概要」や「事業紹介」などのページを作成して、各事業ごとの詳細ページを複数用意するといった形で構成を考えていきます。
また、それぞれのページの内容については実際のホームページの情報や配置を可視化した設計図(ワイヤーフレーム)を作成するので、それをもとに具体的なイメージを検討します。

3. デザイン制作:2~3週間
サイトの構成や内容が決まったら、それをもとにデザイン(ホームページの見た目)の提案を行います。
まずは最初に、トップページのデザインを作成します。
トップページのデザインは、サイト全体の雰囲気や方向性を決める基準となるため重要です。
必要に応じて複数案作成し、何度か確認と修正を重ね、サイトのイメージを固めていきます。
トップページのデザインが確定したら、その他のページ(下層ページ)のデザインについても作成します。
4. コーディング:2~3週間
デザインはあくまで「絵」としての完成イメージにすぎません。
実際にパソコンやスマホで開けるホームページの形にするためには「コーディング」という作業が必要になります。
「お知らせ」や「ブログ」など更新機能を追加する場合は、ワードプレスなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入するための作業が発生します。
なお、ページ数が多い場合は、一度にすべてを作成するのではなく、トップページができたら一度確認を入れるなど、段階的に進行していきます。
5. テスト・動作確認:1〜2週間
コーディングしたホームページをテストURLにアップして確認します。
全体の動作確認、スマホ表示の最適化、誤字脱字チェックを行い、問題なければ公開準備へ進みます。
6. 公開
サーバー・ドメインの設定ができたら、ホームページを公開します。
リニューアルではこのタイミングで、新旧のサイトデータや設定の引き継ぎが必要です。
特にリニューアルに伴ってドメインをする場合は、リダイレクト設定などの作業が必要になってきます。
その後も必要に応じて更新方法のご案内や運用サポートを行います。
納期が遅れる原因とスケジュール遅延を防ぐポイント
私は以前、制作会社でホームページ制作に携わってきましたが、ホームページの公開が遅れてしまったり、公開直前に慌ててしまうケースを何度も見てきました。
原因はさまざまですが、共通して言えるのは「早めの準備」と「円滑なコミュニケーション」がとても重要だということです。
ここでは、ホームページの納期が遅れてしまう主な原因を実例を交えて3つご紹介します。
これからホームページを作る方は、ぜひ参考にしてトラブルを防ぎましょう。
1. サイトのデザインがなかなか決まらない
ホームページのデザインの方向性がなかなか定まらないと、何度もやり直しが発生し、その分スケジュールが遅れてしまいます。
確かに、デザイナー側のヒアリング不足や提案力の問題も一因ではありますが、多くの場合、事前の情報共有の不足が原因です。
また、デザインの最終決定をする人と、普段のやりとりをする窓口の担当者が別の場合、伝言ゲームのようになってしまい、意図が正しく伝わらなかったり、確認に時間がかかってしまう場面もしばし見られます。
社長の鶴の一声で方向性が一変してしまうケースも少なくありません。
こうしたトラブルを防ぐためには、できるだけ初期の段階で直接コミュニケーションを取りながら、細かい点まですり合わせておくことが大切です。
そうすることで、後からの修正や手戻りを減らすことができます。
2. 原稿・写真の準備が遅れてしまう
ホームページに掲載する「文章(原稿)」や「写真」は、お客様側でご用意いただく場合が多いです。
この準備が遅れると、デザインやコーディングといった次の工程に進めず、全体のスケジュールが遅延しています。
実際に私の経験でも、制作会社側の作業がすべて整い、「あとはページを量産するだけ」という段階で原稿の提供が間に合わず、しばらく作業がストップしてしまったことがありました。
その案件はページ数も多く、最終的にはかなりギリギリの対応となり、お互い大きな負担がかかってしまいました。
こうしたケースを防ぐためにも、できるだけ余裕をもって必要な素材の準備を進めておくことが重要です。
3. 確認や返信に時間がかかってしまう
ホームページ制作は、デザイン案の確認や原稿チェック、最終の校正など、各フェーズごとにお客様の確認やご返答が必要になります。
このタイミングが遅れてしまうと、次の工程に進めず、全体のスケジュールがずるずると後ろ倒しになってしまいます。
特に多いのが、「社内で確認してから返信します」となった後に数日~1週間以上空いてしまうパターンです。
確認する側が多忙で後回しになっていたり、社内で意見がまとまらずなかなか返答できないという事情もあるかと思います。
しかし、制作側はお客様のご確認を待って次の作業に進むため、1つの遅れが全体の遅れにつながってしまいます。
結果的に、納期直前で急ピッチの対応になったり、品質を落とさざるを得なくなることもあり得ます。
こうした事態を防ぐためにも、あらかじめ確認のスケジュールや連絡手段(メール・チャット・電話など)を決めておくことが大切です。
まとめ
ホームページ制作にかかる期間は、サイトの種類やページ数、必要な機能によって異なります。
ワイウェブでは、5〜10ページ前後の企業サイトであれば、ヒアリングから公開まで約2〜3か月を目安としています。(※ただし、原稿や写真の準備状況、修正回数、連絡のスピードによって納期は前後します。)
まずは、制作会社などに無料で相談してみると制作期間の目安が分かるでしょう。
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