ホームページとSNSの違いとは?効果的な活用方法についても解説!

石川県金沢市を拠点に、ホームページ制作を行っているワイウェブ(Yweb)です。

最近では、SNSを活用して集客を行う事業者が増えてきました。
その影響もあってか、「SNSがあればホームページはいらないのでは?」という声を耳にすることもあります。

確かに、SNSは手軽に情報を発信できる便利なツールです。
しかし、それだけで会社やお店の魅力を十分に伝えること可能でしょうか?

この記事では、ホームページとSNSの違いや、それぞれを効果的に活用する方法について、わかりやすく解説します。
「SNSは使っているけれど、ホームページはまだ活用できていない」という方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

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目次

ホームページとSNSの違い

ホームページとSNSにはそれぞれ特性の違いがあります。

ホームページは、企業やお店の公式情報をまとめた「自社メディア」で、会社概要・事業内容・実績紹介・お問い合わせなど、様々なページで構成されています。

自由なレイアウトや豊富な情報掲載が可能で、SEO(Googleなどで自社のサイトを上位に表示させるための施策)を活用した集客が得意です。
しっかりと対策すれば成果にもつながりやすく、長期的に安定した効果を期待できます。

関連記事:「SEO」とは?ホームページ制作の用語をわかりやすく解説!

一方、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、ユーザー同士が情報を共有したり、交流できるツールのことです。
X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、LINEなどが代表的です。

拡散力が高く集客スピードも速いですが、効果は一時的で担当者のセンスや発信力が重要です。
BtoC業種(一般消費者向けの業種)に向いており、フォロワーとの双方向のやり取りが可能です。

ホームページとSNSはそれぞれ異なる役割や強みがあるので、目的や業種に合わせて使い分けることが大切です。

ホームページSNS
情報の整理自由に構成やレイアウトを整理して掲載できる時系列順
集客タイプストック型フロー型
集客スピード遅い早い
集客の持続力長期的に持続短期間のみ
拡散力小さい(コンテンツの質や数に応じて少しずつ認知が広がる)大きい(バズることで一気に拡散可能)
担当者のセンス・才能関係ない(SEOや設計力が重視)大きく影響する(キャラ立ちやセンスが重要)
活用しやすい業種ほぼ全業種に対応BtoC業種が中心(飲食・美容・ファッションなど)
成果へのつなげやすさつながりやすい(問い合わせや予約へ誘導しやすい)直接の成果につながりにくい
情報量の安定掲載大量の情報を安定的に掲載できる投稿数・字数に制限がある
レイアウト自由度自由固定(メディアの仕様に準拠)
コスト有料(制作費やサーバー代など)基本無料
顧客との関係性一方通行(情報発信が中心)双方向(いいね・コメント・DMなど)
情報の伝え方受動的(検索で見つけてもらう)能動的(フォロワーに向けて発信)

SNSだけではダメ?ホームページの必要性とは

ここまで見てきたように、ホームページとSNSにはそれぞれ異なる役割と得意分野があります。

この違いを踏まえると、「SNSだけでホームページの代わりになるのか?」という問いに対しては、残念ながら答えは「ノー」と言わざるを得ません。

SNSは気軽な情報発信や拡散力に優れていますが、長期的な信頼構築や情報の整理・蓄積には限界があります。
特にビジネスにおいては、信頼感や安心感を伝えるためにも、自社の公式ホームページを持つことが望ましいといえるでしょう。

ホームページを持つことで得られるメリット

情報を自由に発信できる

SNSは便利な反面、投稿できる内容に制約があります。

たとえば、X(旧Twitter)は無料版だと1投稿につき140文字以内という制限があり、投稿は時系列順に並ぶため重要な投稿もすぐに埋もれてしまいます。

これにより、伝えたい情報を十分に掲載できない場面も少なくありません。

また、SNSは運営会社(X社、Meta社など)のルールや規約に従わなければならず、予告なく仕様が変更、制限されることがあります。
突然アカウントが停止・削除されるリスクもあり、事業活動に大きな影響が出る可能性があります。

それに対してホームページは、構成やデザイン、掲載する情報を自分たちで自由に決めることができるため、発信の自由度が高く、安定した運用が可能です。

検索から継続的に集客可能

SNSは拡散力が強く、短期間で注目を集めることができますが、その一方で、投稿がタイムラインに埋もれやすく、情報の寿命が短いというデメリットがあります。

一方、ホームページは一度しっかりと作り込み、SEO(検索エンジン対策)を意識すれば、Googleなどの検索結果から継続的なアクセスを見込むことができます。

たとえば「金沢 呼吸器内科」「金沢駅周辺 カフェ」といった検索キーワードで上位に表示されれば、見込み客に自然に見つけてもらうことが可能になります。

SNSのように毎日投稿し続けなくても、ホームページが24時間365日働き続けてくれるのです。

会社の信頼性が向上する

現代のインターネット社会では、企業やお店を知ったとき、まずはGoogleなどで検索するのが当たり前になっています。
その際、公式ホームページが存在しないと、「この会社、本当に大丈夫?」と不安に感じるユーザーも少なくありません。

ホームページに会社概要、事業内容、アクセス情報などを明確に記載することで、会社の実在性を示し、信頼感を得る大きな要素となります。

さらに、以下のような要素を取り入れることで、企業イメージの向上にもつながります。

  • 洗練されたデザインや分かりやすい構成
  • 過去の実績やお客様の声を紹介
  • 定期的な更新(お知らせ・ブログ)による「活動している感」の演出

こうした積み重ねにより、ユーザーにとって「安心して問い合わせできる会社」という印象を与えることができるのです。

ホームページを開設することで得られるメリットは以下の記事でも解説しているので、合わせてご確認ください。

関連記事:ホームページを制作するメリットは?デメリットについても紹介!

ホームページとSNSの効果的な活用方法

ホームページの必要性について解説してきましたが、それぞれの強みを活かしながら効果的に連携させて運用することでより効果が発揮されます

SNSで興味喚起して、ホームページで信頼構築

SNSで新商品の入荷情報やキャンペーンを告知し、詳細はホームページへリンクを貼って誘導するといった使い方が効果的です。
SNS上では画像や短いテキストでまず関心を引き、そこから「もっと知りたい」「詳しく見たい」と思った人に、ホームページでしっかりと情報を伝えることができます。

これはいわば「SNSは呼び水、ホームページが本命」という形。
SNSで関心を高め、ホームページで信頼や安心感を与えることで、最終的にお問い合わせや購入といった行動へつなげることができます。

ホームページにSNSの最新情報を埋め込み、更新感を演出

逆に、ホームページ側からSNSへの動線を作るのも効果的です。

たとえば、ホームページにInstagramの投稿を埋め込むことで、ページの「鮮度」が伝わり、運営者のアクティブさも感じてもらえます。

また、「SNSでも情報発信している=リアルタイムな対応ができる」といった印象を与えることで、はじめて訪れたユーザーの信頼感にもつながります。

アクセス解析や反応をもとに改善を繰り返す

SNSからホームページへのアクセスデータを解析することで、ユーザーがどの投稿から流入してきたのか、どのページで離脱しているのかといった傾向をつかむことができます。
この情報をもとに、SNSでの発信内容を見直したり、ホームページの導線を調整したりと、PDCA(計画→実行→検証→改善)を回すことが可能になります。

単なる「発信」で終わらず、ユーザーの反応をしっかり分析して、より効果的な内容・構成にブラッシュアップしていくことが、長期的な成果につながります。

SNSとホームページをつなぐ機能的な工夫

ホームページには、SNSとの連携をスムーズにするための機能も取り入れておくとベターです。

  • 各種SNSの「フォローボタン」やリンクアイコンを設置し、ユーザーが簡単にフォローできるようにする
  • ブログ記事や商品ページに「SNSでシェア」できるボタンを設置し、拡散を促す
  • SNSの投稿内容を自動で表示するウィジェットを組み込む
  • キャンペーンなどをホームページで詳細に紹介し、その参加をSNSで促す

こうした小さな工夫が、ユーザーの移動・情報取得をスムーズにし、結果的にブランド全体の好感度や接触頻度を高めることにつながります。

両者の違いを理解して効果的に組み合わせよう

SNSはリアルタイムの情報発信やユーザーとのコミュニケーションに強く、拡散力も高い一方で、情報が流れやすく、詳細を伝えるには不向きです。

逆にホームページは、検索エンジンに強く、情報を体系的にまとめるのに適していますが、瞬発的な拡散や交流には弱いという特徴があります。

「SNSがあるからホームページはいらない」と思っている方も多いかもしれませんが、ホームページとSNSはそれぞれ役割が違い、両方をうまく連携させることでより効果的な集客が可能になります。

「SNSはやっているけど、ホームページはまだ持っていない」「SNSとホームページがうまく連携できていない」という方は、ぜひワイウェブ(Yweb)にご相談ください。

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