ブログの画像サイズの目安は?圧縮方法についても解説

石川県金沢市を拠点に、ホームページ制作を行っているワイウェブ(Yweb)です。

ブログやホームページの運営者の皆さん、アップロードする画像のサイズや容量を意識していますか?

この記事では、ブログ記事に最適な画像サイズの「大きさ」「容量」「比率」、そして画像を圧縮して最適化する具体的な方法を、ホームページ制作のプロが解説していきます。

目次

ブログに最適な画像サイズは?

それでは早速、具体的にブログに適した画像サイズについて「容量」と「大きさ」の観点から解説します。

容量の目安

画像の大きさや使用する枚数にもよりますが、1枚あたりの容量は100〜300KB以内を目安にするとよいでしょう。

高解像度すぎる画像はページ全体を重くする原因になります。Googleによると、ページの容量を1.6MB以内を目指すべきとしています。

たとえば、画像1枚あたり300KBの写真を使う場合、4〜5枚でページ容量の大部分を使ってしまう計算になります。
特に、写真を多く使う場合は、できるだけ1枚あたりの容量を抑えることが重要です。

参考:過大なネットワーク ペイロードの回避

最適な画像の大きさ

画像が大きすぎると、ファイル容量が重くなり、ページの読み込み速度が遅くなる原因になります。
一方で、画像が小さすぎると、画質が粗くなったり、レイアウトのバランスが悪く見えたりすることがあります。

そのため、ブログに使う画像の横幅は、基本的に記事本文の幅に合わせるのが理想です。
多くのブログでは、本文の横幅が600〜800px程度に設定されていることが多いため、画像もこの範囲を目安にするとバランスよく表示されます。

画像の高さについては、内容に応じて調整するとよいですが、アスペクト比を意識してなるべく同じ比率でそろえるのがおすすめです。
たとえば、800×450px(16:9)や800×600px(4:3)といった比率が一般的です。

アスペクト比の例

画像の比率を「アスペクト比」と言いますが、迷ったら以下の一般的な比率に合わせてあげるとよいでしょう。

比率特徴・用途
16:9主に動画やモニターに使われる横長の比率。高さを抑えられるため、省スペースでコンパクトな表示が可能。
3:2デジタルカメラに多く見られる比率。写真中心の運用に向いており、毎回トリミングする必要がなく効率的。
4:3スマホで撮影される写真に多い比率。画像加工の手間が省け、スムーズな運用が可能。
1:1正方形の比率。サムネイルやプロフィール画像、SNS投稿によく使われ、タイル状のレイアウトにも便利。

画像を圧縮する方法

画像サイズや容量を最適なサイズに圧縮するには、いくつかの方法があります。

画像編集ツールを使う

以下のような無料ツールを使えば、簡単に画像の圧縮できます。
ここでは、おすすめのツールを3つ紹介します。

TinyPNG

TinyPNGは、WebP・PNG・JPEG形式の画像をかんたんに圧縮できるオンラインツールです。

画像をドラッグ&ドロップするだけで自動的に圧縮してくれます。

一度に最大20枚までまとめて圧縮できるのも便利なポイントです。

Squoosh

Squooshは、Google Chrome Labsが提供している画像圧縮ツールです。

圧縮前と後の画像を並べて比較できる画面が特徴で、画質や圧縮率などの細かい設定も可能です。
ただし、一度に圧縮できるのは1枚だけなので、たくさんの画像をまとめて処理したい場合には少し手間がかかります。

Crushee

Crusheeは、パソコンにインストールして使う画像圧縮アプリです。
そのため、ネットに接続していなくても使えるのが大きなメリット。

さらに、JPEGからWebPに変換するなど画像形式の変換や、画像のリサイズにも対応していて、幅広い用途に使えます。

最適な画像形式(拡張子)を選択する

同じ見た目でも画像形式(拡張子)によっても容量や画質が変わってきます。
そのため、画像に合わせて、適切な拡張子を選ぶことが大切です。

たとえば、写真はJPEGが使われる場合が多いですが、PNGにすると容量が大きくなってしまいます。
一方、イラストや図などの色数が少ない画像はJPGにすると容量が増えてしまいます。

画像形式特徴
JPEG(.jpg)写真など色数が多い画像に適している。
PNG(.png)背景を透過させたい場合や、ロゴやイラストや図など色数が少ない画像に向いている。
WebP(.webp)次世代フォーマット。軽量で画質も保てる。背景の透過も可能。

また、最近ではほとんどのブラウザでWebPに対応しており、今後はWebPが主流になる可能性があります。

画像サイズを最適化する理由は?

そもそも、なぜブログに使う画像サイズを意識する必要があるのでしょうか。

1. ページの表示速度を改善できる

画像を最適化することで、ページの表示速度を上ることができます。
画像が大きすぎると、読み込みに時間がかかり、数秒の遅れが離脱につながることも。

Googleが発表しているデータによると、読み込みまでの時間が9秒増えると、ユーザー離脱率が2倍以上になることが分かっています。

また、表示速度の改善は、ユーザビリティの向上だけでなく、SEO対策にも有効です。
SEOとは、自分の「ホームページ」をGoogle検索で上位に表示させる施策のことです。

Googleはページの読み込み速度を、検索時の順位に反映すると公表しています。

参考:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

2. サーバー容量・通信量の節約

画像の容量が大きいと、サーバーにかかる負荷や通信量が増加します。

特に月額契約のレンタルサーバーでは、容量や転送量に上限が設けられていることが多く、大きな画像を多用すると上限を超えてしまい、追加料金が発生したり、表示速度がさらに遅くなったりする可能性があります。

また、通信量が多いと、閲覧するユーザー側のデータ通信量(ギガ)にも影響します。
スマートフォンで見ているユーザーが多い今、大容量画像はユーザー体験を損なう原因にもなり得ます。

画像を軽量化することで、自分にも、見る人にもやさしいサイトにすることができます。

3. デザインの統一感が出る

画像サイズがバラバラだと、記事全体の見た目がチグハグになってしまい、「なんとなく素人っぽい」「読みづらい」といった印象を与えてしまいます。

特に複数の画像を使う場合は、幅や縦横比(アスペクト比)を統一することが重要です。
余白のバランスも整いやすくなり、全体としてスッキリとしたデザインに仕上がります

デザインの統一感があると、文章との調和も取れ、より読みやすく、信頼感のある印象を与えることができます。

まとめ

最後に、ブログに最適な画像サイズのポイントを改めてまとめます。

  • 容量は1枚あたり100〜300KB以内に抑える
  • 横幅は800px前後(記事本文の幅に合わせる)
  • 画像形式は用途に応じて選ぶ(JPEG、PNG、WebPなど)
  • TinyPNGやSquooshなどの無料ツールを活用する

画像をうまく活用することで、記事の魅力は大きく向上します。
読みやすく、伝わりやすく、そして検索にも強いブログを目指しましょう。

ワイウェブ(Yweb)では、ブログ運営に適したホームページを制作しています
これからブログで集客したいと持っている方はお気軽にご相談ください。