「ベーシック認証」とは？ホームページ制作の用語をわかりやすく解説！
ベーシック認証とは
ベーシック認証とは、簡易的にホームページにアクセス制限をかける仕組みのことです。
ベーシック認証の仕組みは以下の通りです。
- ユーザーがベーシック認証が設定されているページにアクセスすると、ポップアップが表示され、「ユーザーID」と「パスワード」の入力が求められます
- ユーザーは、あらかじめ設定されたIDとパスワードを入力します
- サーバーが入力された内容を検証し、認証されるとサイトにアクセスできます
ベーシック認証を設定する目的
ベーシック認証は、主に以下のような場面で使われます。
- ホームページの公開前に、特定の関係者だけが確認できるようにしたいとき
- 社内用のページなど、外部には見せたくないページを保護したいとき
- 外部の検索エンジンに見られないように、一時的に制限をかけたいとき
特に、ホームページ制作中やリニューアル中の確認用ページに設定されることが多いです。
ベーシック認証のメリットとデメリット
メリット
- ほとんどのサーバーで簡単に設定でき、特別なシステムや費用が不要
- ディレクトリ単位で細かく設定できる（○○.com/example/配下など）
- 一度認証に成功すると、再認証の手間が省ける
ベーシック認証は、導入がとても手軽で、限られた範囲だけを一時的に保護したい場合などに便利です。
設定も複雑ではなく、コストをかけずにアクセス制限をかけたいときに適しています。
また、一度ログインに成功してブラウザの記憶してしまえば、次回から入力する必要がなくなるので手間もかかりません。
デメリット
- あくまで簡易的な認証方法でセキュリティレベルが低い
- ページが検索結果に表示されない
- 同一サーバー内しか設定できない
セキュリティ面では最低限の対策にとどまり、本格的な保護には不向きです。
また、検索エンジンに内容を見せられないため、公開ページでの使用には注意が必要です。
ベーシック認証の設定方法
ベーシック認証は、サーバーに「.htpasswd」と「.htaccess」という2つのファイルを設置して設定します。
設定の流れは次のとおりです。
- ユーザーIDと暗号化パスワードを記述した「.htpasswd」ファイルを作成し、安全な場所にアップロード
- 「.htaccess」ファイルを作成し、「.htpasswd」のアップロード場所のパスを指定して、対象ディレクトリにアップロード
- サイトにアクセスして、認証が求められるかを確認
レンタルサーバーによっては、管理画面から簡単に設定できる機能が用意されている場合もあります。
サーバーや設定方法に不安がある場合は、制作会社に相談するのが安心です。
ホームページ制作のご相談はワイウェブまで！
今回は「ベーシック認証」という用語の意味を、できるだけかみ砕いて説明しました。
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